【キャンプ初心者向け】テントの張り方とポイント

アウトドア

キャンプをする際に避けて通れないのがテント張り。寝る場所がないと始まりませんからね。自分のキャンプ歴は30年。初めてキャンプデビューする仲間に教えてきて気が付いたことをまとめましたので参考までに。

テント設営場所の選び方

キャンプ場に付いたらまずは周辺をよく観察してみましょう。基本的には安全性と快適性を考慮して場所を選ぶことが大切ですね。水の流れや、風の抜け方、日当たりなどを考慮しましょう。

水はけのよい場所を選ぼう

水たまりの跡がある場所や水の流れた痕跡がある場所はできるだけ避けて設営しましょう。地面に窪みがある場合も避けたほうがよいでしょう。どうしても水はけの悪い場所に設営しなければならない場合には、テントを立てたあとに溝を掘るという選択肢もあります。溝を掘る場合には念のため事前に管理人さんに確認してくださいね。

川のそばは避けよう

川のそばは増水の危険性があるので避けたほうがよいでしょう。実際に筆者も増水によってあわやテントごと流されるかと思う経験をしています。とくに周辺で雨が降っていなくても上流で雨が降っていると川が急に増水してくることもあります。経験では本当にあっという間で、まさかこんな所までという高さまで水位が上がってきました。設営前に周囲をよく観察してみましょう。流木や泥水による跡が周囲に残されていることもありますよ。わからない場合はできるだけ離れるか高い位置をおすすめします。

平坦で木の根や石の少ない場所を選ぼう

テント生活は快適に過ごしたいですよね。地面が固かったり傾斜しているとやはり生活には不便です。実際にやむなく傾斜地にテント張った経験では、目が覚めたら家族全員テントの隅っこにすし詰め状態なんてことも・・・。また設営場所を決めたら周辺の小石をどけておくと良いでしょう。グランドシート(テントの下に敷くシート)やテント本体を設営予定場所に敷いてみて、裸足で歩いてみると堅いものがあればすぐにわかりますよ。

がけ崩れや土砂崩れの危険性がない場所を選ぼう

自然の猛威は恐ろしいものです。崖のそばや崩れた形跡の見られる場所のそばは避けたほうがよいでしょう。

木陰がおすすめ

夏場のキャンプではテントの中がサウナ状態なんてことも。直射日光を遮ることができる木陰がおすすめ。風が強い場合にも遮る役割を果たしてくれますよ。

レイアウトを考える

テントを張ってしまった後に、移動させるのは大変です。まずは車の駐車位置、テント、タープテントの位置などレイアウトを考えてから設営を開始するとよいでしょう。キャンプをするたびに、場所、季節など条件は変わります。そのたびに実際に家族であーでもないこーでもないと話し合いながら配置を決めるのは楽しいものですよ。

特にそれぞれの設営場所が割り与えられる個別サイトの場合、その広さは限られています。区画の広さはキャンプ場ごとに様々で、4m×8mのところもあれば10m×12mのところもあります。限られたスペースの中でどんなレイアウトにするのか考えてから、テントは設営しましょう。テントの設営場所を決める時は、張り綱のスペースを確保することを忘れずに。

動線を考えたレイアウト

自分の設営場所からトイレや炊事場の位置を確認して導線を考えましょう。トイレや炊事場に行くのにテントやタープを迂回して遠回りになると不便ですよね。また夜間になると暗くてテントやタープの張り綱が見えにくくなります。よく通る道に張り綱があると足を引っかけて転んでしまうことがよくあります。とくに小さな子供がいる場合には考慮してあげると良いでしょう。

お隣さんと心地よく過ごせるレイアウト

繁忙期や密接した区画サイトではお隣さんとの距離が近くなるケースもあります。お互いに気持ちよく過ごせるレイアウトを考慮したいものです。例えばお隣さんのイビキがうるさくて眠れないなんてこともありますよ。また他の人からテントの中が丸見えになならないような向きでレイアウトを組むとよいでしょう。

景観を考慮したレイアウト

雄大な自然を眺めながらのビール、最高ですよ。できれば景色を眺められる配置にしたいですね。

設営開始。テントの張り方

テントの張り方で難しいことはほぼありません。基本的にはマニュアルが付属されており、どなたでも張ることができるのではないでしょうか。ここでは多くの方に教えてきた経験からその工程の意味やポイントなどを紹介できればと思います。

1. グランドシートを敷く

テントの下に敷くシートのことです。地面からの冷たさを防いだり、湿気を防いでくれます。やむなく雨の中で設営する場合にはグランドシートの下に新聞紙を引くなどすると水気を吸ってくれて便利ですよ。冬のキャンプなどで寒い場合には、グランドシートのさらに下に新聞紙やブルーシートを重ねると寒さを防ぎ効果的ですよ。

2. テント本体を敷く

テント本体(インナーテント)をグランドシートの上に広げていきます。この時本体の四隅をペグで止めていきますが、大事なポイントは出入口のチャックは完全に閉めた状態にしましょう。初心者キャンパーさんが空気を抜くためにチャックを開けてからペグ留めしてしまい、完成後に入口のチャックが閉まらないなんて光景を何度か目にしています。ペグ留めは工程4のポールを通した後に行う場合もありますが、個人的にはポールを通す前に四隅のペグを留めることをおすすめします。理由はポールは曲がるのでテント本体をゆがんだ形で張ってしまう可能性があるためです。(そこまで気にしなくてよいですけどね。)

風などの影響を受けてかかるペグへの負担はテントの内側に向かって発生しますので、外側に少し傾けるのがポイントです。地面に対して垂直に差し込んでしまうと抜けてしまったり、丸いペグだとクルッと回転して本体から抜けてしまう場合もありますよ。

3. ポールをテント本体に通す

テントの種類によって仕様は変わりますが、ポールをテント本体(インナーテント)に通すタイプの場合、ポールの向きが指定される物もありますので注意しましょう。ポールをピンに差し込む。

4. テント本体のフックをポールに引っかける

テント本体にはフックやマジックテープでポールにひっかるパーツが付いている場合があります。これにはフライシートがテント本体(インナーテント)に接触しないようにする重要な役割を持っています。テントと外側のフライシートが接触していると雨や朝露でテント本体が濡れて内部に浸透してきます。

5. フロントポールやバイザー用のポールを設置。

テントの種類によって仕様が変わります。バイザーのないタイプもありますよ

6. フライシートを張る

フライシートはテント本体(インナーテント)に接触しないように張るのが大切です。雨や朝露の侵入を防ぐために大切なことです。フライシートの内側に付いているテープをポールに留めて完成です。

テントの設営は始めての場合は難しく感じることもあるかもしれませんが、慣れてしまえばサクッと完成できるようになります。何事も挑戦ですね。

それでは良いアウトドアライフをぜひ満喫してください!