【材料費600円】木製テーブルの作り方・自作アウトドアギア

アウトドア

今回は、ソロキャンプ向きの木製ローテーブルを自作したので紹介したい。
この記事では、その作り方と設計図などを紹介しております。

この木製テーブルは、材料費が600円程度ととにかく安く作れる。
素人ながらに作ったものだということは、最初に伝えておきたい。
だれかの参考になれば幸いである。

ローテーブル制作のきっかけ

ソロキャンプでは、小さくても良いからテーブルがあると便利だ。

ド定番といえば、「SOTOのフィールドホッパー」。

お値段を安く抑えたいならば「キャプテンスタッグ アルミロールテーブル」が良さそうだ。
アニメ「ゆるキャン」で使われていたギアは、おそらくコレだろう。

さて、様々なソロキャンパー向けのローテーブルがあるのだが、
アルミやプラスチック製の物が多く木製のテーブルは少ない。
木製になると本体の重量が増すためだろうか。

だが、私はたとえ不便でも、木製のローテーブルが欲しいのです。
それはロマンである。

木製となると以下だろうか

・キャプテンスタッグ CSクラシックス FDパークテーブル

・スパイス バカンス バンブーテーブル

どちらの木製テーブルも可愛くて良い。
特にアルミ製と違って、自宅でのインテリアとしても合いそうで個人的に好きである。

だが、何かが違う。
私には、ビビッと来ない。

自分好みのローテーブルを求めて、タラタラとネットサーフィン。
そこで偶然、見つけたのが「DAIS(ダイス) Tea Table(ティーテーブル)」。

磁石によって天板と足を留める仕組み。
他にはあまり見かけないこのギミックに惚れる。

残念ながら売り切れである。
というか、税込みで18,000円超えと非常に高い!

それならば、自分で作ってみよう。
無ければ作れば良い。
それがローテーブル自作するきっかけである。

完成品はこんな感じ

まずは、かんたんに完成したテーブルを紹介しよう。

テーブル、天板部の大きさは、幅40×25cm。
地面から天板上部までの高さは11cm。
木製ながらも、SPF材のためかなり軽い。


コップと食器を置いてみるとこんな感じ。
本当に一人用という大きさです。

組み立て式で、分解して積み重ねれば、幅40cm×12.5cm×高さ8cmと比較的コンパクトになる。


分解すると4つのパーツに分かれる。

足は、相欠きをクロスに組む。

天板と足の接合ギミックにはネオジム磁石を使用。
ネオジム磁石によってピタッと引っ付く。
写真の通り、天板を持ち上げても足は落ちない。

材料

・SPF材・・・399円 × 1枚
 ホームセンターで売っていたSPF材。
 ホームセンターでカットしてもらったため、正確なサイズを覚えていない。

 今回、参考にさせてもらった「DAIS(ダイス) Tea Table(ティーテーブル)」の素材は、カエデ。
 私は予算の関係で、安い針葉樹のSPF木材にしたが、本家のように広葉樹のほうが堅くて丈夫なので良いだろう。

・ネオジム磁石・・・100円×2(8個入り)
 ダイソーで購入した物。


ダイソーのネオジム磁石。
280ミリステラ、直径6mm
私はこちらを使用。

セリアにも売っていたが、220ミリステラと若干ダイソーに磁力が劣る。

使用した工具類

・ノコギリ
・ノコギリガイド
・糸ノコ
・電動ドリル
・アロンアルファ
・紙やすり・・・#80、#120、#240、#320
・鉋(かんな)・・・切り口や高さの調節に使用。無くても良いかも。

※以下は無くても良い
・ハンダゴテ ・・・ ロゴの焼き入れ(ウッドバーニング)に使用。
・ブライワックス ・・・ アンティーク感を出すための塗装に使用。

設計図

素人なのでたいした設計図は書けないが、こんな感じ。

単位はmm。

私の場合、購入した板材の関係で足の高さは90mmである。
125mmまでなら高さを上げても良いだろう。
125mmだと、分解時の4パーツを積み重ねた時、綺麗に重なる数値である。

制作工程

STEP1 板材のカット

まずは1枚板を以下の指定の寸法までカットします。


天板用:400×125×20mm・・・2枚
足用:400×90×20mm・・・2枚。
ここまではホームセンターでカットしてもらうと楽です。

同じ大きさの2枚を揃えて、鉋(カンナ)で高さを整えます。
鉋がなければ、ヤスリで削ってもよいでしょう。
特に足の高さは丁寧にそろえたほうがよいでしょう。

STEP2 足のカット

上記でカットした足用の木材を更にカットしていきます。


斜め45度のカットには、ノコギリガイドを使用しました。
私のような素人が綺麗に真っ直ぐ切るためにのノコギリカイドは非常に役立ちます。

ちなみにクランプは100均の物です。

私の使用したガイドは「H&H 角度調整式鋸ガイド HSG-10」。
数あるノコギリガイドですが、このガイドはおすすめ。
角度を15度、30度、45度、60度と15度単位で細かく調整できるのだ。
特に次ステップで角度30度のカットを行うのだが、角度30度に対応したガイドはなかなかない。


ノコギリで斜めカットが終わったら、糸ノコでカットします。
糸ノコの刃が入るように写真のように穴をあけています。

STEP3 足の相欠きを作る


写真のように2枚の足用パーツをクロスして組み合わせるための溝(相欠き)を掘ります。
注意してほしいのは、2枚の足が直角にクロスしていないということ。
今回のテーブルでは、直角から30度傾けた形状にクロスさせます。
相欠きの作り方は様々あるようですが、私は写真のように何本も切れ目を入れて作りました。
切り込みの間を2~3mm間隔に入れていきます。
切り込みを入れた部分をトンカチなどで叩いて折っていけばOK。
根元からパキッと折れる感じが気持ち良い。
直角から内側に30度か傾けた状態で切りますので、先ほど紹介したノコギリカイドが役に立ちます。


くり抜いた後はこんな感じ。
ここからヤスリなどで整えます。

2枚とも切ります。
一つは上側、一つは下側です。

STEP4 天板と足に磁石を埋め込む


写真のように天板と足を引っ付ける磁石を埋め込んでいきます。
磁石の向き(S極、N極)は設計図を参照してください。
磁石の向きは、すべて逆でももちろんOKです。


丁寧に向きを揃えると、天板同しがピタッと引っ付く。
収納時に楽になります。

足同しも引っ付く。

指定個所にドリルで穴をあける。
穴の深さは、3mm~5mmほど。
ダイソーとセリアのネオジム磁石は直径が6m。
ドリル磁石と同じサイズの直径6mの物を使用。
※磁石が強力なので、穴と磁石の直径を同じにします。


足部は側面に穴をあけるため、割れないように当て木。

バリができないように、上からも当て木。
穴をあけたら接着剤を流し込んで、磁石を埋め込みます。
使用した接着剤はこちらのアロンアルファ。
ネオジム磁石がかなり強力なので、接着力の強い物がよいだろう。

このアロンアルファで今のところ磁石が外れることはない。


STEP5 仕上げで完成

全体的に角を丸く削り取り、ヤスリをかけたらテーブルとしては完成。
紙ヤスリは#80から#120、#240、#320と順にかけていく。
特に仕上げワックスを塗る場合には、丁寧に磨いておくと仕上がりが綺麗になる。

STEP6 ウッドバーニングでロゴ入れ

キャンプ用のアウトドアテーブルとしては完成だが、
このままだと、PF木材の安っぽさがあるのでちょっと加工します。


ウッドバーニングでロゴを入れてみました。
初めてにしてはまあまあの出来だろう。

ウッドバーニングは簡単なのでおすすめだ。
ロゴをトレーシングペーパーで映しこみ、ハンダゴテで焦がしていくだけ。
私は100円ショップで買ったハンダゴテで行ったが、十分満足な仕上がりだ。

また、もともと材料費が安いので、失敗してもたいして痛くない。
ウッドバーニングで、いろいろ遊べそうです。

STEP7 ワックスでアンティーク加工

そのままだとSPF材のやすっぽさがあるので、さらに少し加工します。

使用するのは「ブライワックス」。

「ブライワックス」は、DIYなどで使われる仕上げ材である。
コレを使うと無垢な木材の木目が強調されて、文字通りいい感じに仕上がるのだ。
英国王室でも使われているらしく、蜜蝋などが原料なので安心して使えるワックスだ。


「ブライワックス」には、色が何種類かあり、それぞれ仕上がりが変わってくる。
私は「ジャコビアン」というカラーを使用するが、
チョコレートっぽい濃いブラウンに仕上がる。
男前な色合いだ。

個人的には「ウォルナット」も好きな色である。
ジャコビアンに比べやや薄めのブラウンだが、ウッドバーニングのロゴは映えそうである。

ブライワックスを要らない布(ハンドタオルや雑巾など)でヌリヌリ塗り込んでいきます。
コツは薄く数回に分けて塗ると良い。
塗ったら乾くまで待つ。
乾いたら再度薄く塗る。
4、5回ほど繰り返すと綺麗に木目が浮かび上がってくる。

手が汚れるのが嫌な人は、ゴム手などを付けると良い。
手に付くと中々落ちない。


右が元々の無垢な色合い。
左がブライワックス仕上げ。


だいぶ男前な色合いに仕上がりました。

あとがき

いかがだろうか。
キャンプ用のソロテーブルとしては十分な出来で個人的には満足である。

本家のDAIS(ダイス) Tea Table(ティーテーブル)が売っていないために作ってしまった。
本物は素材がカエデであり、おそらく香りも良いのだろう。

早く次のキャンプで使いたいものだ。
最後まで読んでくれてありがとう。