キャンプ用にクーラーボックスの買いたいけど選び方がわかない。
そんな方向けに、キャンプでのクーラーボックスの選び方を紹介します。
我が家での実際の使用方法も載せておきますので参考までに。
クーラボックスの種類
キャンプで冷蔵庫の役割を果たすのがクーラーボックス。
クーラーボックスは断熱材で作られた箱で、それ自体には冷却能力は備わっていない。
クーラーボックスの中に氷や保冷剤を入れることで、箱内の温度を低く保つことができる。
ただし、中にはそれ自体が、冷蔵庫のように冷却能力を持つ物もある。
クーラーボックス選びは、まずは種類ごとの特徴をつかむことが大切。
基本的には、ハードケースかソフトケースの2種類が主流だ。
ハードケース

外側は、ポリエチレンなど樹脂や、ステンレスなどで覆われおり堅い。
この発泡ウレタンが断熱役割を果たし、当然分厚い方が保冷力が高い。
発泡ウレタンが入る分、外寸に対する内容量は小さくなる。

まとめると、ハードケースのクーラーボックスは保冷力が高く、本体が堅い。大きくてやや重たいという特徴があります。
ソフトケース

保冷力はやや低いが、軽くて折りたためる、コンパクトに収納できるなどのメリットがあります。
私の使っているソフトケースのクーラーは、「ロゴス ハイパー氷点下クーラー」。
折り畳み収納ができる上に、保冷力も高くおすすめだ。
冷却力を持つクーラーボックス
冷蔵庫のように冷却能力を備えたクーラーボックスですが、おすすめしません。
冷却力を持つクーラーには、冷却だけのものと、温めもできる温冷庫がある。
エネルギーはAC電源、車のバッテリーを利用するもの、ガスカートリッジを使用する物があります。
AC電源ならば、電源付きサイトで使用できるので良いかもしれません。
バッテリーは、(基本的に)エンジン起動中にしか使えないので困難だろう。
ガスは、効率が悪く非経済的だ。
また、どのタイプも冷却機能を持たせる分だけ外寸に対して内容量が少なくなる。
あまりおすすめはできない。
ホームセンターなどで1000円くらいで買えるもの、ダイソーなどでも300円前後で買えるクーラーボックス。
魚屋さんで見るようなやつですね。
保冷力はそこそこだが、とにかく耐久力が無く、圧倒的に脆い。
使い捨てが前提でハードケースやソフトケースと併用するならば良いでしょう。
例えば、魚介類などの匂いが残るものを入れるなど。
旅行バックみたいなキャスターと伸縮する持ち手の付いたクーラーボックス。
キャンプ場の地面は平らではない。舗装されていない道をキャリーバックで引っ張ると大変ですよね。
我が家にもあるが、1度しか使わずに押し入れで眠っている。
クーラーボックスの選び方
クーラーボックスの選び方は、容量、保冷力、重量の3つをトータルで考慮して選びましょう。
容量が大きくなると、壁が薄く保冷力がおちたり、重くなったりします。
保冷力は高いけど、中のスペースが小さいなんてこともあります。
容量
クーラーボックス選び方において、容量は大切。
容量は20ℓの物から、50リットル、100リットルの物まで様々。
当然、容量が大きいほうが沢山入るが、重量が重くなったり、収容物が少なくて内部に空間が多ければ保冷効率が悪くなります。
クーラーボックス容量の選び方は、家族3人で1泊2日なら40~50ℓくらいが目安。
正直、クーラーボックスのサイズ選びはこれがちょうど良いとは言い切れない。
豪華な食事には多く材料が必要だろうし、ビールを多く飲む人には専用のクーラーがあっても良いかもしれない。
保冷力
クーラーボックス選び方において、保冷力は当然大事。
保冷力には選ぶ際の基準がないが、内部の厚みをチェックしてみるのは大事。
特に手抜きのクーラーボックスでは、蓋に断熱材が入っていないものもある。
また、選び方の判断基準としては、二種類のクーラーボックスを比較し、外寸が同じ程度でも容量が少ない場合にはそれだけ断熱材が多いという見方もある。
重量
クーラーボックス選びにおいて、重量は軽視されがちだが大事だ。
容量が100ℓにもなると重量も10kg以上と大きくなります。
スーパーなどで見かける2ℓペットボトル6本組の段ボールで重さが12kg、クーラー本体だけでそれくらいの重さになります。
そこに飲み物などの飲料を入れたら・・・並みの女性では持てませんね。
いくらキャスター(タイヤ)がついていたとしても、車への積み下ろしは大変だ。
キャンプ場でぎっくり腰になる人がいがいと多いので気を付けてほしい。
クーラーボックスの使い方(実例)
我が家(家族3人)でのクーラーボックスの使い方を紹介します。
まず、クラーボックスの種類はハードケースとソフトケースを併用しております。
1泊でも2泊でも、それ以上でも、両方とも持っていきます。
保冷力の高いハードケースには、肉や生鮮食品などの傷みやすいものを中心に入れております。
ソフトケースには、缶やペットボトルなどの飲料を入れています。
キャンプでは、飲み物は頻繁に出し入れします。
開け閉めをするたびに保冷力は落ちるので、飲み物を分けておくという使い方です。
専用の保冷材をハードケースの側面と、下部に敷いて使用。
冷気は高い位置から低い位置に移動します。
側面の保冷剤が溶けてきたら、底に敷いた保冷剤を側面に回し時間差で使用するといった感じだ。
ペットボトルの水やお茶を冷凍しておき、そのまま保冷剤としても使用。
ソフトケースは保冷力が低めなので、凍ったペットボトルがハードより溶けやすい。
子供たちが水分を求めて来るたびに、丁度良いタイミングで少しづつ飲める感じになります。
ハードケースのクーラボックスは、調理がスムーズに行えるようにキッチン台の横に配置しています。
ハードタイプはそれ自体が堅いので、調理スペースが足りない場合に、蓋もスペースとして活用。
ソフトタイプのクーラーボックスは、リビングスペースに配置。
食事時に飲み物を取りやすい配置にしております。
キャンプでビーチや川などに遊びにいく際は、ソフトケースのクーラーを持ち歩きます。
ハードケースでは重すぎて不便だからです。
また、遊びからキャンプサイトまでの帰り際にスーパーに寄って、傷みやすいモノをソフトケースに入れます。
その際に無料で貰える氷やドライアイスはしっかりともらっておきましょう。
保冷力をできるだけ持続させるために、クーラーボックスは地面に直接は置かないほうが良い。
地面に直置きしてしまうと、地面からの熱で効率がおちます。
落りたたみ椅子やテーブルなどの上に設置しましょう。
我が家では、ハードタイプのクーラーボックスをキャリーカートの上に置いています。
太陽の動きに合わせて日陰に移動したり、用途に合わせて移動する際に重たいクーラーを持ち上げなくて済みます。
ソフトケースのクーラーボックスは100均の椅子を改造した物の上に置いています。
帰宅時はハードケース1本にまとめる。
食材が減るので、ソフトケースに残った飲料もすべてハードケース一本にまとめます。
ソフトケースを折りたたんで、収納スペースを多く確保できるというわけです。
あとがき
いかがでしょうか。少しはクーラーボックス選びの参考になりましたでしょうか。
夏場のキャンプでは、できるだけ近場で食材を手に入れるというのも大事ですね。
また、私が実際に使用しているクーラーボックスを紹介します。
もしよければ参考にしてください。

それでは最後まで読んでくれてありがとう。