【キャンプ初心者向け】寝袋・シュラフの選び方とポイント

アウトドア

キャンプで眠る際に必要不可欠なのが寝袋。
自宅で例えるならば、布団の役割になる。
呼び方も、寝袋、シュラフ、スリーピングバッグとあるがすべて同じものを指す。

寝袋は多くのメーカーから販売され、数えきれないほど種類があり、選び方がわからない。
そんな方向けに寝袋の選び方を紹介したい。

寝袋の種類

寝袋を選ぶ際に押さえてほしいポイント、ひとつ目はその形。
寝袋には、大きく分けて、封筒型とマミー型の2種類が存在する。

まずは双方の特徴を理解して、形状を選んでみてほしい。

封筒型

封筒型の寝袋は、四角い形状で頭の先から足元までの幅が一定の物。
文字通り封筒のように肩口、頭まわりが開いているのが特徴。

内部に隙間が多く、布団と同じようにゆったりとしていて寝返りもしやすい。
一方で(マミー型に比べ)密着度が低く隙間が多い分だけ保温性には劣る。
足先のファスナーを広げれば足元の通気性がよくなり、暑いときには熱を逃がすことができる。

ファスナーを完全に広げれば、1枚の掛布団として使用することも可能。
同タイプの寝袋をファスナーで連結すれば、家族で共有できる大きな掛け布団としても使用ができる。

封筒型は、マミー型に比べてやや重く、収納時はやや大きくなり嵩張る。

ゆったりと寝たい人、お子様連れの家族キャンプ、車で移動するならば封筒型がおすすめだ。

マミー型

マミー型は、ミイラが入っている棺桶の形に似ている形状の寝袋。
頭から足先に向かうにつれて幅が細くなり、体の形に合わせた形状となっている。
首周りは観光地で見かける「顔出しパネル」のようになっており、頭を包み込むため頭、首まで温かい。

また、密着度が高く余計な隙間が無い分、慣れないとやや窮屈さを感じる。
その分、保温性は高い。
マミー型の寝袋は、封筒型に比べやや軽量で、収納時もコンパクトに畳める点も魅力だ。

一人用に作られており、登山、ツーリングなどの荷物をできるだけコンパクトにしたい方におすすめ。

寝袋を選ぶ際のポイント

サイズ、重量

寝袋を選ぶ際に、カタログに必ず載っているデータとして大きさ、重さがある。
余程大きな身長の人でもないかぎりは、あまり気にする必要はない。
また、重さも車でキャンプに行くなら気にする必要はない。
そもそも寝袋自体はさほど重くはない。
登山などのソロキャンプならば、荷物量を減らしたいのでチェックしておきたい。

封筒型ならば同じタイプを連結させてダブルサイズのかけ布団としても使える。
したがって家族キャンプで使用する物を選ぶなら、身長の一番大きい人を基準にするとよいでしょう。
また、同じメーカーでも規格によって大きさが変わる場合があるので注意しましょう。

寝袋の素材

寝袋の素材で、考えるべきポイントは表面素材と中綿。
とくに快適に眠るためには、肌触りに関わる内側素材と保温性に関わる中綿をチェックしてほしい。

寝袋の表地

寝袋の表地は、耐水性を考えてナイロン製とポリエステルの化学繊維が多い。
表地は、家族でのオートキャンプする程度ならばほぼ気にしなくても良いでしょう。

寝袋が濡れるのは、雨や霜による浸水か飲み物をこぼすっといった原因がほとんど。
そもそもテントが雨を防いでくれますし、霜、湿気も余程テントが窮屈ではないかぎり側面に触ることもないでしょう。
また、飲食も焚き火を囲んで外で行うことが一般的ではないでしょうか。
登山キャンプ、ソロキャンプなどではぜひチェックしてみてください。

寝袋の裏地

寝袋の裏地(内側の素材)は肌に触れるため、快適に眠る際の重要なポイント。
この裏地と中綿の素材が、寝袋の価格を大きく左右します。

素材は主にナイロンとコットンの2種類が存在する。
コットンは肌ざわりが良いがお値段がやや高い。ナイロンはその逆だ。

裏地がフリース状になっているものなどは肌さわりも良く気持ちが良い。
ウインドブレーカーみたいな生地だと価格は安いが、シャカシャカ音がしたり、汗でベタベタ張り付いて眠りづらいこともあります。

清潔さや肌さわりを考えるならば、寝袋用のインナーシーツを使うという選択肢もあります。
インナーシーツは寝袋の中に入れる袋状のシーツです。
吸湿性、速乾性、通気性に優れており、洗濯もしやすく便利なので気になる方はチェックしてみてください。

寝袋の中綿

寝袋の中綿は温かさ、保温性に関わる重要なポイントだ。
中綿の素材は、主に化繊と羽毛(ダウン)の2種類があります。
家庭用の布団にはよく綿が使われているが、濡れると乾きにくいため寝袋ではほとんど見かけない。

化繊の特徴は、濡れても乾きやすいということ、安価、洗濯しやすい点だ。
デメリットは、羽毛に比べ保温性に劣る点、収納時にはあまり小さくならない点だ。

羽毛は温かく軽いが、高価である。
デメリットは洗濯がしづらく、保管も難しい。
誤った手入れをするとカビが生えることもあります。

また、羽毛はその質によって性能が大きく異なります。
羽毛を選ぶ場合にはカタログに記載されたフェザー〇%ダウン〇%といった表示はチェックしましょう。
フェザーは翼の部分からとれる素材で、ダウンは胸元からしかとれない貴重な素材です。
当然、ダウン含有率が多いほうが、ふわふわで保温性も高い。

寝袋の保温力

寝袋には、夏用、冬用、3シーズン用、4シーズン対応などが記載されています。
初めて寝袋を買うというのならば、断然3シーズン用がおすすめ。

夏用は薄く軽量だか夏しかキャンプをしない人は少ないだろう。冬用も同様だ。
4シーズン用は器用貧乏といったイメージで、夏は暑く、冬は寒いそんなイメージなのでおすすめできない。

ファミリーキャンプを中心に楽しもうという人ならば3シーズンの寝袋を選ぶのが良いでしょう。
寒いときは3シーズン用の寝袋にタオルケットやインナーを入れたり、着込めばOK。
暑いときは、封筒型を開いて1枚の掛け布団として使えばよいだけです。

また、販売ページやカタログ上に使用温度目安、快適温度、最低使用温度が記載されています。
はっきりいって体感温度は人それぞれなので、あまり気にしなくて良い。
むしろ雪山キャンプなどで、どれだけの低温に耐えられるかという、寒さに対する比較基準程度に見ておけば良い。

あとがき

少しは寝袋の選び方の参考になったでしょうか。

寝袋はキャンプに欠かせない道具かといわれれば無くてもキャンプはできる。
衣類を羽織ったりタオルケットなどでも代用ができるのです。
ただし、寝袋にはアウトドア用として水対策や速乾機能などが施されています。
キャンプでの夜を快適に過ごしたいならば、購入したほうが良いでしょう。

特に山間部や高原地帯では、夏でも朝夕は冷えることがある。
快適で健康に過ごすならば、備えは大切である。

最後まで読んでくれてありがとう。