キャンプに行ってみたいけど、何を買い揃えたらいいの?という人向けに、
必要なキャンプ道具をまとめてみた。
キャンプ歴30年の自分が独断と偏見でかく。異論は認める。
キャンプ道具はあれもこれも買うと結構な出費になる。
不便さを楽しむのもキャンプだから、ぶっちゃけテントさえあればキャンプはできる。
あとはどれだけ快適に過ごしたいかが分かれ道。
数あるキャンプ道具の中でも、必要最低限のレベルで考察してみよう。
キャンプに必要な最低限の道具
テント
言わずもがな、必需品だ。これがないとはじまらない居住スペース、家の役割。
寝る場所であり風雨から守ってくれる家・住まいの役割を果たします。
テントさえあればどこでもあなたの家ができる。
けど、いきなり買う必要はないぞ。
まずは、テントはレンタルで充分だ。
いろいろな種類があるし、値段もピンキリ。
形から入る人や実用性を重視する人もいると思う。
万が一あわなかったら買い直すには中々の出費になるぞ。
だからテントは後回しでもよい。
たいていのキャンプ場は有料でテントをレンタルできる。
そこからスタートでよいでしょう。
昨今は便利な物でキャンプ用品をレンタルできるサービスも存在する。
キャンプ場でレンタルできるテントは大抵選べない。
欲しいテントの目星がついているならば、レンタルサービスを利用して試してみるのも手だ。
↓念のためテント選びのポイントも紹介しておこう↓
タープ
雨や日差しを防いでくれる布製の屋根。
食事やくつろぎスペースの上に張るのか一般的かな。
無くても、もちろんキャンプはできる。
ただし雨がふったら大変だぞ。
真夏なら日差しがヤバイ時もある。
タープは、レンタルでもよいのであった方が良い。
ちなみに2ルームテントなら前室あり、椅子やテーブルがおけるほど広いものもある。
それで対応する方法もあるかもしれん。(使ったことがないのでわからない。すません。)
↓タープ選びのポイントはこちら。↓
グランドシート
グランドシートは、テントの下に敷く保護シートのようなものだ。
テントの底ってレジャーシートをちょびっと厚くした程度の厚みしかない。
だから破けたり、汚れたり、雨や湿気が浸透しないように保護するシートが必要なわけだ。
(それなりに頑丈には作られているけどね)
テントを買うなら一緒にグランドシートも買ったほうがよい。
グランドシートは、テントを買う時に同じメーカーの物を一緒に買うと良い。
テントもグランドシートも様々な大きさがあるが、サイズ感があわないとマイナスポイントに。
特にグランドシートの方がテントより大きい場合は要注意。
グランドシートは水を通さないから、雨が貯まると、水溜まりの上で寝るみたいな悲惨なことになるぞ。
アウトドアブランドの市販品に機能は及ばないが、ブルーシートでも代用はできる。
当然、テントよりやや小さいサイズに折り畳んで使うんだぞ。
マット
マットは、テントの中に敷くクッション製のある布っぽいもの。
家の中で例えるなら絨毯だが、敷き布団としての役割もある。
快適に寝たいなら、マットを買ったほうがよい。
先の項でも説明したが、テントの底はレジャーシートかと思う薄さ。
テントの中を歩けば、地面の凹凸、石や木の根の感触が足の裏にしっかり伝わってくる。
その程度の厚みしかない。
マットには断熱材の役割もある。冬場は特に地面が冷たい。
靴下を履いていても指先からジンジン冷気が伝わってくる。(老いた私には足の冷えがつらい!)
マットがあればその辛さは軽減される。(冬キャンプは慣れてからにしよう。)
もしもマットを忘れたら、グランドシートを敷く前に落ち葉を多めに敷いて置くと気持ち程度の効果がある。
ちなみに快適に寝るならコットと呼ばれるアウトドア用の簡易ベッドもあるぞ。
↓マット選びのポイントも紹介しておこう。↓
寝袋(シュラフ)
読んで字のごとく、寝る時に使う布団の役割。
マットにタオルケットでも寝ることはできるだろう。
山間部は、夏場でも朝夕は結構冷えることがある。
少なからず寝具は何かしらほしい。
テントは自然の上に張るため、少なからず傾斜や窪みがある。
家のように水平面ではないのだ。
朝起きたら子供が傾斜下に転がっている光景をなんど見たことか。(それはそれで可愛いのだが。)
袋状の寝袋なら転がっても、はだけることはない。(そのための機能かどうかは知らないが。)
普段の布団と違う寝袋で寝る。
幼少期はそれだけで興奮したものだ。
袋に入った寝袋を両腕にさし込んで、まるでボクシンググローブのように父や兄と戦った楽しい思い出。(ああ、あの頃の何も考えていない時代に戻りたい。)
そんな寝袋の思い出、プライスレス!
寝袋はぜひ買おう。
テーブル
テーブルは最低でもひとつは持っていくべきでしょう。
買う際のポイントは、椅子とテーブル、それから後述の焚き火台の高さをセットに考えてほしい。
あなたのスタイルを想像してほしい。
ゆったり座れるが、食べるのにはやや不便な地面に近い低めのロースタイル。
自宅のリビングのように食べやすい高めのハイスタイル。
食後の火を囲むくつろぎに合わせたチェアの高さにするのも良いだろう。
わが家では焚き火台をぐるっと一周囲む囲炉裏テーブルを食卓がわりに持っていく。
食後は、お行儀悪く囲炉裏テーブルに足を乗せて足の裏を温めながら団らん。(靴下から湯気が出る。そんな光景は絶対に想像しないでほしい。)
そんなスタイルはあまりおすすめしないが楽しい。
食事だけではなく、調理に使うテーブルはどうするのか。
低い位置では調理は大変だ。
調理は別に専用のキッチンテーブルを買おうか。そんなことまで考慮すると良いかもしれない。
椅子(チェア)
チェアは持っていくべきだ。
土の上に直接座るのは汚れるし、大変だ。
収納や携帯に便利な折りたたみ椅子が主流だ。
ロースタイルかハイスタイルか。
コンパクトで収納と携帯に便利な布製か、使うほどに味がでる木製のチェアもかっこいい。
あなたの好みしだいだ。
一家に一脚ではなく、一人一脚買おう。
買う前に座ってみてほしい。
年を取るとなぜか腰が痛くなる椅子があるのだ。(自分だけかもしれない。)
高い物を買う必要はないだろう。
壊れても比較的安価で買える代物だ。
椅子は毎回使う物だから、絶対にはずせない愛用品となるのなら、永く使える高価なものでも良いでしょう。
クーラーボックス
食材や飲み物を保冷する。
クーラボックスはキャンプの必需品だ。
想像どおり冷却力はない。
保冷力がどれだけ維持できるかがポイントだ。
ハードタイプとソフトタイプがある。
保冷力を重視するのならばハードタイプが優れている。
最近のソフトクーラーボックスは性能もあがっており優秀だけど。
ハードタイプのクーラーボックスは、保温力に優れ、頑丈なのでテーブルとして利用することも可能。(足が下に入らないので、テーブルとして不便だけどね。)
デメリットは大きくて重たいという点。
飲み物などをパンパンに詰め込むと、女性ではかなりキツイものがある。
かなりの容量があるので使わない時にどこにしまうかも大切な要素。
ソフトタイプのクーラーボックスは、ハードに比べ保温力が劣る場合が多い。
ただし折りたたみができ、軽いので、ピクニックなど利用シーンは多い。
使わない時に場所を取らずに収納できる点もメリットだ。


灯り(LEDランタン、ガスランタン、懐中電灯)
ランタンや懐中電灯は必需品。
街灯があってもキャンプ場での夜間はとても暗い。
トイレに行く際などは足元が見えなくてとても危険だ。
なかには街灯のないキャンプ場もある。
テント内では安全性を考慮してヘッドライトや懐中電灯が基本だが、LEDランタンもおすすめ。
LEDランタンは電池を入れて使用するので、安全でお子様にも安心。
自宅でも災害時などの役にたつ。
慣れてきたらぜひガスランタンも使ってほしい。
LEDと比べて明るく、揺らめきのある明かりがアウトドアの雰囲気をよりアップ。
後述のバーナーの燃料と同じ規格の物を選ぶと良い.
燃料を統一すれば荷物が減ってGOOD。
↓ランタン選びのポイントも紹介しておこう。↓
焚き火台
焚き火がしたいからキャンプに行く。
そんな人もいるのではないだろうか。
ところが、キャンプ場によっては直火(じかび)が禁止の場合があります。
(※直火とはそのまま地面で焚火をすることを指します。)
その理由は、地面が焼かれると微生物が焼かれしばらく草が生えない不毛地帯になってしまうから。
また、芝のサイトでは火災につながる場合もあるらしい。(結構あるらしい。実際に管理人さんから聞いた話だ。)
安全と自然を守るためでもあるのだね。
エコロジストな私の場合ですが、直火がOKのキャンプ場でもできるだけ焚き火台を使用します。(なんて嫌らしいアピールだ)
キャンプに行くのならば焚き火台はぜひ購入してほしい。
ゆらゆらと揺れる炎は何とも言えない心地よさを感じさせてくれます。
暗闇の中で見つめる炭の赤い光はなぜが引き込まれる。
ただ眺めているだけでも良い。(性格の悪い自分ですらなぜか安らぐ)
妻と子はずっと火をツンツンしたり団扇であおいだりしている。
たぶん、みんな子供みたいなもん。
火遊びが大好きなのだ。
だから、「火遊びをするとオネショをする。」なんて言葉があるかもね。
バーナー
焚き火の直火で調理しても良い。
だけど、バーナーがあると料理の幅がグッと広がる。
直火(じかび)の炎は安定せず、調理に時間がかかってしまうことも。
初心者ほど、バーナーを用意したほうが良い。
おすすめはコンロが二口のツーバーナー型アウトドアコンロ。
ガスのカートリッジ式とホワイトガソリンのタイプがある。
ホワイトガソリン式はポンピングという加圧作業が必要になる。
だからカートリッジ式のほうが楽ですが、コストがやや多めにかかる。
↓バーナー選びのポイントも紹介しておこう。↓
結局、最後は自分のキャンプスタイルしだい。
楽器だけは欠かせない!なんて人も居るだろう。
不便さを追及した先に、ほぼサバイバルなキャンプを好む人もいるだろう。
他人のスタイルをコピーするのも選択肢だが、キャンプは自由だ。(人に迷惑かけるのはダメよ。)
慣れてくれば自分たちのスタイルが自然にみつかると思う。
最初は無理をせずに最低限の道具でスタート。
ここだけは快適で便利にしたい!そんなポイントがみつかったらそこがコストのかけどころ。
あくまで主観だが、本当に良いと思うものにはコストをかけても良いと思う。
その方がきっと人生は楽しい。(妻が聞いたら怒るだろうな~)
どんなスタイルにしろキャンプは楽しいぞ。断言する!
迷っているなら、ぜひ始めてみてほしい。
最後まで読んでくれてありがとん。